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メッセージ

東京慈恵会医科大学皮膚科学講座 レジデント希望者へのメッセージ

朝比奈昭彦教授

朝比奈昭彦教授

東京慈恵会医科大学皮膚科学講座のモットーは,中川秀己名誉教授から引き継がれている3A、即ちAcademic(学究的)、Aggressive(積極的)、At home(自由な雰囲気)です。3Aを教室の柱として、レジデントの皆様には「高度に専門化する現代医療の趨勢に沿い、初期臨床研修で得た医師としての知識・技能を基盤とし、それらをより一層高めつつ、皮膚科領域の専門的知識ならびに技能を修得し、皮膚科疾患に悩む患者を包括的に診療できる皮膚科専門医」を目指していただきたいと思います。

レジデントの後期研修は本学附属4病院(西新橋、第三、柏、葛飾医療センター)ならびに派遣先の日本皮膚科学会研修指定病院(NTT東日本関東病院、東京逓信病院、東京警察病院,自治医大大宮医療センター等)で行いますが、十分な教育・指導体制が整備されており、5年の研修期間を経れば専門医機構認定専門医の取得が可能です。更に研修期間中には自分の将来と目標を見つめて、細分化専門分野の皮膚外科学、美容皮膚科学、小児・老年皮膚科学、皮膚病理学、皮膚生理学、皮膚分子病態生理学、皮膚生化学、皮膚薬理学、皮膚免疫学、再生学などにも興味を持ち、より深く皮膚科の臨床並びに基礎を学んでいただきたいと考えています。希望者は大学院へ進学してさらに研究を進めていくことができます。

皮膚科学は教科書を読んだだけでは無味乾燥に思えますが、皮膚は全身の鏡であり、患者さんを診察し治療していく中で、多くの発見があります。目に見えるところを扱いますので、患者さんとのコミュニケーションも大切です。その分、常に目的意識を持ち、患者さんとの信頼関係の中で責任ある質の高い医療を行うことで、喜びややりがいを実感でき、自らのスキルを一層高めていけます。本講座では、皆様が皮膚科医の醍醐味を存分に享受し、そのための理論的な考え方ができるよう充実した教育体制を整えております。余裕を持ちつつ、楽しい企画も盛り沢山な東京慈恵会医科大学皮膚科学講座で一緒に積極的に学んでいきましょう。